携帯のリサイクル
回収進まぬ携帯電話 内部に貴金属 “都会の金山”
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携帯電話のリサイクルが進まない。回収量が減少の一途をたどっているのだ。“心臓部”である電子制御基板に希少な金属を含んでいることから、「都会の金山」とも言われる携帯電話。回収率アップに向け、さまざまな取り組みが始まっているが、阻んでいるのは、肌身離さず持ち歩くことから生まれる「愛着」のようだ。(森浩)
≪開始以来最低≫
「なんとか歯止めを掛けたいと考えてはいるのですが…」。携帯電話メーカーなどで作る電気通信事業者協会の稲増文夫さんはため息をつく。
携帯電話事業者は、使用済みの携帯電話やPHSの本体、電池、充電器を全国約9300店(3月末現在)の専売ショップなどで回収している。稲増さんの嘆息の原因は、なかなか進まない回収状況だ。
昨年度の携帯電話とPHS本体の回収台数は、平成16年度実績から108万台減少して、744万4000台。13年度の回収サービス開始以来最低を記録した。
電子情報技術産業協会によると、昨年の携帯電話の出荷台数は約4800万台。「700万台しか回収できていないのはあまりにも少ない。ほとんどが家庭で眠っているか、利用者が捨てている状況になっている」と稲増さんは指摘する。
≪鉱山より集まる≫
リサイクルを推進したい最大の理由は、携帯電話やPHSの“心臓”にあたる電子制御基板が希少な金属を含み、回収すると、再利用できる“魅力”があるからだ。
携帯電話リサイクル業「横浜金属商事」(神奈川)の正岡三郎さんによると、携帯電話本体の重量のうち、おおよそ4%が銅、0.1%が銀、0.015%が金で構成されている。金に限れば、携帯電話の“含有量”は、一般的な金鉱山から採掘される成分を大幅に上回るという。正岡さんは「この比率から、(携帯電話は)『都市鉱山』『都会のエルドラド(黄金郷)』などと称される」と解説する。
携帯電話1トンあたりから採取できる量は軽く金鉱山の10~100倍。「山に行くよりも、街を回るほうが金が集まる」と正岡さん。ちなみに、現在回収できている携帯電話とPHSの年間の重量は662トン。出荷台数は、年間数千トンに達していることから、宝の山の多くが、眠っているか捨てられていることになる。
≪思い出保存≫
ユーザーがリサイクルをしない理由として浮かび上がるのは、「愛着」だ。
電気通信事業者協会が「リサイクルしない理由」を聞いたアンケート(2000人対象)によると、1位になったのは「思い出として残す」で40.0%。「個人情報の扱いが不安」(15.1)を大きく上回ってトップとなった。「メールや写真など、携帯電話には今や思い出が詰まっているほか、多機能化により、以前よりも肌身離さずに持つようになり、愛着を持つようになったのでは」と稲増さんは分析する。
回収量減少に業界も対策を講じていないわけではない。昨年度末までに多くの携帯電話ショップに、携帯電話用の破砕機が店頭に導入された。個人情報が気になる利用者のため、持ち主の目の前で破壊し、安心感を与えようとするものだ。
NTTドコモでは今年度から、各地の警察を通じて、引き取り手が現れない遺失物の携帯電話をリサイクルできないか検討を開始した。また電気通信事業者協会でも“思い出”が捨てない原因であることに着目し、メールや写真などをCD-ROM(読み出し専用メモリー)に移し替えるサービスを検討中だ。
ただ、“決め手”はない。KDDIでは、14年からリサイクル推進のキャンペーンを展開してきたが、「昨年8月以来、中止状態」(同社広報)という。思ったより回収が進まないことが原因で、同社では「効率的な方法を検討中」としている。
◇
≪短い寿命 「1年内に買い替え」80%≫
携帯電話の“寿命”は短い。携帯電話販売業のネプロジャパンが昨年末にまとめたアンケート(4345人対象)結果によると、現在使用中の携帯電話端末の購入時期は「約1年前」(33%)、「半年以上前」(26%)、「2~3カ月前」(17%)、「約2年前」(12%)の順になった。実に80%近くが約1年以内に買い替えていた。
「現在の携帯電話の買い替え」については、17%が「すぐに」とし、全体では約6割が「買い替えたい」と回答した。「買い替えは考えていない」は29%だった。
産経新聞より
そうだねぇ、自分も3台持ったままだねぇ。だって、写メがさぁ、移せるならいいんだけど、そうじゃないものねぇ。
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携帯電話のリサイクルが進まない。回収量が減少の一途をたどっているのだ。“心臓部”である電子制御基板に希少な金属を含んでいることから、「都会の金山」とも言われる携帯電話。回収率アップに向け、さまざまな取り組みが始まっているが、阻んでいるのは、肌身離さず持ち歩くことから生まれる「愛着」のようだ。(森浩)
≪開始以来最低≫
「なんとか歯止めを掛けたいと考えてはいるのですが…」。携帯電話メーカーなどで作る電気通信事業者協会の稲増文夫さんはため息をつく。
携帯電話事業者は、使用済みの携帯電話やPHSの本体、電池、充電器を全国約9300店(3月末現在)の専売ショップなどで回収している。稲増さんの嘆息の原因は、なかなか進まない回収状況だ。
昨年度の携帯電話とPHS本体の回収台数は、平成16年度実績から108万台減少して、744万4000台。13年度の回収サービス開始以来最低を記録した。
電子情報技術産業協会によると、昨年の携帯電話の出荷台数は約4800万台。「700万台しか回収できていないのはあまりにも少ない。ほとんどが家庭で眠っているか、利用者が捨てている状況になっている」と稲増さんは指摘する。
≪鉱山より集まる≫
リサイクルを推進したい最大の理由は、携帯電話やPHSの“心臓”にあたる電子制御基板が希少な金属を含み、回収すると、再利用できる“魅力”があるからだ。
携帯電話リサイクル業「横浜金属商事」(神奈川)の正岡三郎さんによると、携帯電話本体の重量のうち、おおよそ4%が銅、0.1%が銀、0.015%が金で構成されている。金に限れば、携帯電話の“含有量”は、一般的な金鉱山から採掘される成分を大幅に上回るという。正岡さんは「この比率から、(携帯電話は)『都市鉱山』『都会のエルドラド(黄金郷)』などと称される」と解説する。
携帯電話1トンあたりから採取できる量は軽く金鉱山の10~100倍。「山に行くよりも、街を回るほうが金が集まる」と正岡さん。ちなみに、現在回収できている携帯電話とPHSの年間の重量は662トン。出荷台数は、年間数千トンに達していることから、宝の山の多くが、眠っているか捨てられていることになる。
≪思い出保存≫
ユーザーがリサイクルをしない理由として浮かび上がるのは、「愛着」だ。
電気通信事業者協会が「リサイクルしない理由」を聞いたアンケート(2000人対象)によると、1位になったのは「思い出として残す」で40.0%。「個人情報の扱いが不安」(15.1)を大きく上回ってトップとなった。「メールや写真など、携帯電話には今や思い出が詰まっているほか、多機能化により、以前よりも肌身離さずに持つようになり、愛着を持つようになったのでは」と稲増さんは分析する。
回収量減少に業界も対策を講じていないわけではない。昨年度末までに多くの携帯電話ショップに、携帯電話用の破砕機が店頭に導入された。個人情報が気になる利用者のため、持ち主の目の前で破壊し、安心感を与えようとするものだ。
NTTドコモでは今年度から、各地の警察を通じて、引き取り手が現れない遺失物の携帯電話をリサイクルできないか検討を開始した。また電気通信事業者協会でも“思い出”が捨てない原因であることに着目し、メールや写真などをCD-ROM(読み出し専用メモリー)に移し替えるサービスを検討中だ。
ただ、“決め手”はない。KDDIでは、14年からリサイクル推進のキャンペーンを展開してきたが、「昨年8月以来、中止状態」(同社広報)という。思ったより回収が進まないことが原因で、同社では「効率的な方法を検討中」としている。
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≪短い寿命 「1年内に買い替え」80%≫
携帯電話の“寿命”は短い。携帯電話販売業のネプロジャパンが昨年末にまとめたアンケート(4345人対象)結果によると、現在使用中の携帯電話端末の購入時期は「約1年前」(33%)、「半年以上前」(26%)、「2~3カ月前」(17%)、「約2年前」(12%)の順になった。実に80%近くが約1年以内に買い替えていた。
「現在の携帯電話の買い替え」については、17%が「すぐに」とし、全体では約6割が「買い替えたい」と回答した。「買い替えは考えていない」は29%だった。
産経新聞より
そうだねぇ、自分も3台持ったままだねぇ。だって、写メがさぁ、移せるならいいんだけど、そうじゃないものねぇ。

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