Friday, November 10, 2006

無精子症

無精子症:良好な精子細胞選び出産率アップ 北九州の医院
 受精するのに十分な精子を作れない無精子症の男性から取り出した精子細胞(精子になる手前の細胞)の組織を、酵素でバラバラにほぐした状態で凍結し、顕微授精させると、従来数%とされていた出産率が約25%に上がることが、北九州市のセントマザー産婦人科医院(田中温院長)の治療成績で分かった。10日に大阪市で開かれた日本生殖医学会で発表した。
 日本の成人男性のほぼ100人に1人が無精子症とされている。中でも精子が少なく深刻な「非閉塞性無精子症」の男性が子どもを望む場合、精巣の組織を手術で採取し精子や精子細胞を見つけている。だが、この方法で見つかった精子などによる出産率は低く、数%程度とされてきた。組織を塊のまま観察していたため状態の良い精子などを選ぶことが難しかったほか、塊のまま凍結すると不均一な状態になり、解凍後に精子などが壊れやすいのが原因だった。
 同医院は、精子より精子細胞の方が形態異常などの比率が低いうえ、凍結・解凍後も壊れにくいため、妊娠・出産率が高くなる性質に注目。精巣の組織を酵素を混ぜた液体に浸し、細胞一つ一つをバラバラにする方法を編み出した。液体をそのまま凍結して解凍後、状態の良い精子細胞だけを選び出し、卵子と体外で顕微授精させた。その結果、00年1月から06年8月までの間に、623組の夫婦のうち158組が出産に成功した。
 田中院長は「状態の良い精子細胞を上手に選び、バラバラにした状態で凍結することで妊娠・出産率が大幅に上がった。夫の精子での出産をあきらめて第三者の精子を使うしかなかった夫婦にとっては希望をつなぐ治療方法。無精子症で出産をあきらめた人の3~4割は、もう一度チャレンジできると思う」と話している。【永山悦子】

毎日新聞より
 色々な方法が生み出されているわねっ。

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