Wednesday, June 25, 2008

公務員改革

福田康夫首相は24日、7月に発足する国家公務員制度改革推進本部(本部長・首相)の事務局長に清家篤慶応大教授を起用する意向を固めた。清家氏は労働経済学や人事管理が専門で、国家公務員の幹部人事の内閣一元化を柱とする公務員制度改革を実務面で指揮するのに適任と判断した。清家氏は小泉政権で総合規制改革会議の委員も務めている。

 事務局長人事を巡っては、改革の具体案を作る段階での官僚による「骨抜き」を懸念する渡辺喜美行革担当相が民間人を含めた公募を主張していた。しかし、首相は24日午前、首相官邸で渡辺氏と会談し、公募は行わない考えを伝えた。その後、改めて渡辺氏に清家氏の起用案を提示したが、渡辺氏は複数の候補者を念頭に態度を保留した。

 一方、公募に反対していた町村信孝官房長官は同日の記者会見で、「こういう情勢なので、民間人から首相が選べばいいという希望は持っている」と述べ、民間からの起用を軸に人選が首相主導で進んでいることを示唆した。首相は同日夕、首相官邸で、公募について渡辺氏から「今日、聞いた」と記者団にとぼけた上で、「粛々と人事を進める」と自信を示した。

 全閣僚が参加する推進本部を支える事務局の陣容は、改革の行方を占う焦点の一つ。自民党の中川秀直元幹事長らは、事務局長だけでなく「事務局スタッフの過半数に民間人を登用すべきだ」と渡辺氏を後押ししており、政府は事務局長以外の体制作りを急いでいる。【塙和也】

毎日新聞

 コネとか一切なくして欲しいですね。

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