上野公園の「メタボ」ガモを救おう!
東京都台東区の観光名所である上野公園の不忍池に飛来するカモが、エサの食べ過ぎで“メタボリック化”し、生態系が崩れる原因になる可能性が危ぐされている。公園を管轄する都環境局は、8日から、来園客による野鳥へのエサやりを防止するキャンペーンを開始する。
不忍池にはオナガガモやキンクロハジロなど渡り鳥のカモが11月ごろから飛来。ここで越冬し、通常は2月下旬から3月にロシアなど北へと飛び立つ。しかし、都環境局によると、4月になっても居座るカモが近年見られるようになったという。
同局自然環境部の岩崎浩美係長によると、原因の1つが肥満。日常的にエサが過度に与えられていることに加え、来園客が増える年末年始は、さらに体重が増加。このため、カモが長時間飛べなくなったり、動きが鈍りネコなどの天敵に襲われ命を落としたりするケースも頻発している。
同局は来園客がカモなど野鳥にエサを与えることに対して、初めて防止を呼び掛けることを決めた。8日から16日までに集中キャンペーンを展開。同局職員や同園の鳥獣保護員が「エサやり防止」を喚起するチラシを来園客に配布し、園内放送でも呼び掛ける。法的に取り締まることは現在考えていないが、岩崎係長は「条例などをつくって取り締まることになる前に、来園客によく説明して理解してもらいたい」と話している。
渡り鳥のカモは日本の暑い夏には耐えられないため、夏まで居座ることになれば死に至ることもある。また、飛び立ったとしても重い体を支えられず、目的地にたどり着くまでに死んでしまう危険性を専門家は指摘。さらに、1年を通して不忍池で暮らすカルガモの繁殖に悪影響を与え、予期せぬ交配が起こりうる可能性もあるという。
動物愛護の観点から、これまで都は野鳥へのエサやりを防止するような活動は行ってこなかった。しかし、野鳥の死を招くことになれば本末転倒。岩崎係長は「(カモが)かわいいという気持ちはよく分かる。反発もあると思うが、とことんやっていきたい」とキャンペーンへ強い意志を示している。
スポニチより
鳥も楽な方を選んでしまっているんだよねぇ。でもそれは自分に対してだめにするのにっ。